[書評 3/150]しかけ人たちの企画術

しかけ人たちの企画術

個人的に、ビジネス書籍を読むことが多いのだけれど、企画系の本をきちんと読んだことはなかったので新しい試みではあった。

自分もWEBディレクターという職業柄、企画提案ということに対しては日常的に行っている人間であるので、そういった点からも新しい視点が手に入ればという思いもあった。

それでは、いくつか気に入ったフレーズを紹介してみよう。
・怒りの力の周辺にいる事が、自分のモチベーション・エンジンになった。
これは、TVプロデューサーの吉田さんの言葉であるが、常に斬新な企画を作っていくことは、非常に難しい。一発ならだれでもできるが、出し続けるその原動力は「怒り」だったということ。他の人の素晴らしい企画、とても勝てないなという思いがあればあるほど「なにくそ!」と思って、逆にそこから良いアイデアが生まれていったとのこと。反骨心という気概がクリエイティブにも大事だという。

・企画を考えるときは、身体化する。企画の「体つき」をする。
これには、インタビューをするときはその人の事をひたすら考え続けるだとか、世の中の現象を常にキャッチし続けるとか、頭ではなく体で反応できるようにするといった考えとのこと。スポーツとして考えると腑に落ちるなと思った。頭でどうしようと考えるのではなく、常に考えていて考える事が日常化しているからこそ、企画をアウトプットするときに自然にできてしまうといった事なのだろう。

・ボタンを押せ
博報堂ケトルさんの企画の考え方。どのターゲットにも人を動かすボタンがあるということ。そのボタンを見つけ出して、すっと目の前に提示してあげる事。あとは、自然にボタンを押してくれる。例えば、グーグルの採用CMで、ハーバード大の近くに数式と.comという問題を掲示して学生の解きたい意欲を持ちあげて、採用サイトへ人を引っ張ってくることに成功した。誰にどのボタンをどこで提示するのかそれが大事とのこと。

・企画の原点はハピネス
尊敬する小山薫堂さんの言葉。企画は、人々をハッピーにさせる事とのこと。これは、もう至極もっともですし、さすがだなーと改めて思います。やっぱり良い企画は人の幸せを作ることということですね。


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