【書評4/150】憂鬱でなければ、仕事じゃない

41pBvw6pB8L._SL500_AA300_

41pBvw6pB8L._SL500_AA300_

 

本の中には、そのとき読んだときに感じたことが、後日読み返してみてまったく感じ方が変わるものがある。また、一度目に読んだときには、素取りしていたフレーズが2度目以降に読んだときにとても自分に迫ってくるものがある。

「憂鬱でなければ、仕事じゃない」もまさしくそんな本になるだろうと感じさせる本であった。幻冬社の見城さんとサイバーエージェントの藤田さんという、ビジネス界では知らない人がいない有名人の二人だったが、やはりというか、その中に書いてある言葉や考えが、びしびしと迫ってくるのだ。
その感覚をなんと言えば良いのだろう、例えばバンド音楽のあのベースすごいよねと行ったところだろうか。通常は、ボーカルやギターなのだが、ベースが作る曲のラインが分かる人には、非常に分かるといったところか。(うまい例えになっていないが)
ほんの中で、二人は確かに常人では考えない境地の言葉も使っているのだけれど、とにかく当たり前が当たり前じゃないんだよと、「俺が言いたい事の何割が君にわかるのかと」試されているような感覚を覚えるのだ。そこには、同じ土俵や同じ感覚で生きている人間だけが分かるような言葉の意味が隠されていて、今わずかばかりわかることを少しづつでも増やしていきたいと考えさせるのだ。
早くわかれよ、わからなければ良いけどさ、と言われているようである。

以下は、この本で刺さった言葉である。
・相手の立場に立つ事で、何がその人のモチベーションに繋がるのかを考える /藤田
・ビジネスは、その道の大家と新興のそれぞれ3人を抑える /見城
・変革を恐れない人間だけが先に行ける。「良くやっているね」「頑張っているね」というのは、相手が余裕が余裕があるから言える言葉である、そんな言葉はまったく嬉しくない。「あいつは、おかしい」「何を考えているか訳が分からない」と相手に恐怖を覚えさせる事が出来なければ、成功はしない。世間の強風に真っ向から身をよじりながら戦って行く姿勢が必要である。 /見城
・勝率10割なんてない。3割できて一流と認識する。大成功は大失敗への道につながる事が多くある。成功してもすぐに捨てる。忘れる。成功なんて基本ないのだと考える方がよっぽどまともなのである。/見城・藤田
・この世あらざるものを狙って行くことがヒットするということである・見城
・ビジネスにおいての無謀とは、徹底的に可能性を調べ尽くして8割行けると踏んだときに勝負する事である。決して一か八かのようなものではない。/見城
・ヒットする事で、苦しみは増える。やる事は増えるし考える事も多くなる。だけれどそれが正しい事なのである。/見城
・若い人と気合いで負けたら駄目だ。経験をもとに自分を妙に高くおいていては、新しいものは身に付かない/藤田
・体を鍛える事と仕事は似ている。やる前は憂鬱である。そして苦しい。ただしやり終えたあとの爽快感は、自分が生きている、これからも戦って行けるという感覚を与えてくれる大事なもの/見城
・自分が質の高い仕事をして行けているかをはかれる店や場所、友人を持つ事が大事である。そのような所や人に会えなくなったときは、仕事は辞めた方が良い/見城
・自分の心の中にあるファイティングスピリットが、他の人の闘志に火をつけて救う事がある。/見城

 


Leave a reply

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">