【書評7/150】成功は、すべてコンセプトから始まる

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1.事業立案・ビジネスプラン立案で迷わないための地図です

とにかく、シンプルな本です。この本で伝えている事は、事業立案とは顧客と提供方法とその根拠を明確にする事ということを繰り返し繰り返し伝えている。
実際にその考え方をこの本の紹介に使ってみるとこうなります。
1.顧客・・・新規事業やスタートアップの担当者やリーダーにむけて
2.提供方法・・・コンセプトという切り口からビジネスプランを考えるための方法を提供
3.その根拠・・・Appleやヤマト運輸やヒット商品は、すべてコンセプトが秀逸である。
さらに著者は、マッキンゼーのプリンシパルとして事業計画のプロふぇっショナルである。

2.コンセプトは、それだけで目指す方向が一発で分かるもの

詳細な事業計画や、自社の強みから考える戦略といったものを著者は否定している。重要なのは、顧客志向であること。これだけでは当たり前なのだけれど、これがあったら世の中や一部の人は熱狂するだろうということを、コンセプトに収斂させ、コンセプトができてからそれを実現するための仲間や技術やお金を調達していくというわけである。
従来型の研究→開発→製造→販売といったやり方をまったく逆にすること、それが今の成功企業が行っているモデルであるとのこと。

3.コンセプトは、意志力と仲間を連れてくる。

コンセプトは、それ自体で仲間を同じ志をともにする仲間を連れてくる。そして、個人ではコンセプトは達成できない、必ずチームが必要になるとのこと。どんな投資家も個人にはお金を出さないが、チームにはお金を出す。

4.持続性がビジネスで重要

常に顧客志向ということは、最初からお金を生み出していく事が前提とされてる。お金がなければ持続できないし、投資もできない。まずお金を生み出しつつ、徐々に進化させていく事が大事である。

上記が、この本の中で主要な部分となるが、まだまだ細部にはとても良い考え方やフレームワークがちりばめられている。
私自身も新規事業立案を常に行っているが、迷った時ほど細部にこだわってしまいがちになる。そうしないと怖いから。でも細部というのは、後からで、まずコンセプトありき。顧客ありきで考える事が大事だという。目の前のお客様がなにを求めているか、どうすれば喜ばれるのか、何があったら、どんな提供の仕方があるかを常に新規事業は考え続けなければならない。
迷ったらコンセプトに戻ること、コンセプトは最終的なゴールであり、将来像であるから、それを元に逆算して何が必要かを考えるべきだという事。
この本は、非常にシンプルであるが、シンプルがゆえに著者の膨大な知識量と経験値の上に書きあげられていることが行間からひしひしと伝わってくる、何度も読み返したい良書である。

 


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