【書評12/150】品性論 サミュエル・スマイルズ

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古典の力、恐るべしである。記載してある文章や引用されている偉人たちの言葉の数々は、著者の深海のごとし教養から溢れ出る導きである。その導きに読む我々はある種、宗教に触れるような敬虔な気持ちさえしてしまうのである。

さて、スマイルズ(こう呼ぶのだろうか)の品性論である。失礼ながら読むまでは、そこまで有名な人であると知らなかったのだが、広くは「自助論」で知られているのだろうか。でも読んでよかったと思えるほど深い内容で、ずしんずしんと胸に迫るのである。以下、本の中の名文の少しばかりの紹介である。

・今いる場所でベストを尽くせる人が幸せになる
・日々の小さな幸せを見つける
・物事の明るい面だけを見ようと努力する
・「人格」は、この世で最も強く人を動かす原動力
・「勇敢な人」とは、確固たる信念のもとに自分の意志を働かせ、善行が習慣になるまで厳しく鍛錬した人を言う
・1つの仕事に通じれば、万事に通じる
・行動力あふれる人格を育てるには「仕事をすること」がもっとも効果的である
・不屈の忍耐力と着実な労働があってこそ天才たちの傑作は日の目を見たのです
・余暇を使わぬ人間に余暇はない
・何事にも耐えて満足感を味わう習慣を付けるか、不平ばかりを漏らしていつも不満な状態でいるか
・言葉の一撃は、槍の一撃よりも鋭い
・立派な生涯は、いつの時代にも生き続ける
・偉大な作家たちとの交流、無言ではあるが、シェークスピアやミルトンと高尚な話を交わす習慣が自分を良い方向へ進める
・私たちの身体が肉や野菜から栄養を採るように、魂も同じように周りの人のお手本や話から善くも悪くも栄養分を取っているのである
・必ずやり遂げることができると感じれていれば困難を乗り越える事が出来る。そのときの自信は、他者の刺激剤になる。


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