オリンピックコラム0809 バドミントン佐々木のベスト8に見る愚直力

バドミントン男子シングルス佐々木翔が、ベスト8に残り、第一シードの林団(北京オリンピック金メダリスト)にファイナルであと少しと追いつめながらも破れた。

日本のバドミントンのシングルスのプレイヤーでは間違いなく快挙である。
バドミントンの勢力図を知らない人も多いと思うが、それは卓球とよく似ている。中国が圧倒的な力を持ち、その後に韓国・インドネシア当りが続いている。ヨーロッパではデンマークに良い選手がいるが、アジアのトップ選手とは差がある。

話を戻そう。佐々木翔という男である。愚直な男であるのだ。
30歳を迎えたベテランであって、たぶん日本選手のトップにたった事はない。
ライバルに佐藤という天才がいて、常にその陰に隠れてきた。佐藤がベテランとなるに連れ、その後に続く天才がやはり出てくる。割合どのスポーツでもそうかと思うが、5年周期でそのスポーツを背負うスター選手が出てくるものである。

佐々木決してスターではない。しかしそれでも結果は出したのは佐々木なのである。
もちろん結果を出す兆候はあった、佐々木は日本で現在一番スマッシュが早い。スマッシュが早い事が勝負に大きく影響するかと言えば、全くそうではないが、佐々木は自分の武器をスマッシュと決めたのだ。佐々木の体作りは、ストイックで決してそのスマッシュが才能でもたらされたものではない事がわかる、努力で自分の武器を作り上げたのだ。

その姿は、愚直である。決して起用でなく、同年代に天才型のスター選手がおりその後塵を排し、後輩には天才的な才能を持って将来を期待される選手がいる。その中で自分の武器をこれだと見極め、それを長い年月かけて磨き上げ、尖らせ、ひとふりの名刀のような切れ味に仕上げた。その姿は、武士の様ですらある。

愚直に進む事、自分の武器を決めて絶え間ない努力をする事、それが佐々木が佐々木がオリンピックの舞台で輝いた理由なのである。

 


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