JINSは、イノベーションの教科書だ

着けてますか? JINS PC?
PC仕事がメインであるので、どうしても目が疲れてしまう。目薬や定期的な休憩等でなんとかしのいできたけれど、もっと目が疲れないようにしたいな〜、と思っていた人は多いはず。JINSPCの大ヒットは、多くの人のニーズに明確に合致したものだった。

業界の常識を打ち破ってきたJINS

JINSは、これまで様々な業界の常識と戦いそれを打ち破ってきた。メガネ業界は、JINSの登場までは、一本数万円はする高価なものだった。高価であるから、消費者も一本を長く使った。その期間は、通常は数年で、長ければ10年ものというのも珍しくなかった。当然デザインのバリエーションもそこまでなく、販売店も敷居が高かった。

JINSは、そのようなメガネ業界に2つの武器を持って切り込んで、業界内で圧倒いう間に地位を確立し、また業界のルールすら変えるほどの力を持って行った。
その2つの武器とは、”圧倒的な低価格設定”と”デザイン”である。

成功例の真似をする事が成功のもっとも近道である

JINSは、2つの成功例からヒントを受けている。1つは、”ユニクロ”である。低価格・高品質でありバリエーションに富む同社のモデルは、洋服をトータルコーディネートというよりも一アイテムのバリエーションの広さで使いやすいブランドとして成功した。JINSの田中仁社長は、実際にユニクロの柳井社長に会った時に、自社の強み・コンセプトについてもっと徹底して掘り下げなければと考えたそうだ。
2つ目は、韓国のメガネの価格である。これはJINSの田中社長がまだメガネをビジネスにする前になるが、韓国に旅行に行った際のお土産で圧倒的に日本より価格が安いメガネがとても喜ばれるという経験から、何故日本はこんなに高いのだ?日本でも安いメガネはできないのか? と考えたところからスタートしている。
JINSは、この2つの成功モデルをしっかりと自社の展開に活用した事で、短期間での成功を勝ち取っていったのだ。

コンセプトからマーケティングまで一貫した戦略

JINSは、そのマーケティング戦略も秀逸である。低価格・デザイン性という2つのコンセプトをもって、どう売っていったのかというと、渋谷・原宿や青山のファッションのセレクトショップのようなお洒落な店舗設計を打ち出した。
そして、メガネを”アイウェア”という呼び方で売り出し、メガネは、お洒落には邪魔なものから、洒落を楽しむファッションアイテムという新しい切り口の提案を行った。これが新しいものに敏感な若者を中心に大ヒット。またそのレンズ付きで5,000円から購入できるリーズナブルで明確な価格設定も大きな要因である、2つ持ちや若者層を想定した戦略価格であった。

イノベーションの教科書であるJINS

 このように成熟した業界の中で既成概念を打ち破り、短期間で圧倒的なシャアを確立してしまったJINSは、まさにイノベーションの教科書そのもである。ここで、JINSのイノベーションをおさらいしてみよう。

・ユニクロなど他業種の成功モデルを素直に持ち込んだ事

・外国で当たり前で日本では特別な事を疑問に感じ、それを取り入れた

・メガネはお洒落の一アイテムというコンセプト

・コンセプトを徹底的にわかりやすく具現化した、一環したマーケティング戦略

・価格的にも他社が踏み込んでいない領域であり、気分によって服装によってメガネを変える
メガネはファッション”という新しい価値観を作り上げた

・JINSPCなど、消費者のニーズを的確に捉えて、商品化するその開発力

今後もJINSが、イノベーションを起こし続けて行くのは間違いないのである。

 


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