人間中心設計とUXの関係性を考える


人間中心設計は手段でありプロセスである

hcd

人間中心設計(以下、HCD:Human Centerd Design)の必要が、叫ばれて久しい。いわゆる顧客やユーザー視点に製品やサービスを考えることが重要であるといわれている。

HCDが有名になったのは、iphoneの設計にそのプロセスが取り入れられたことであろう。IDEOというデザインコンサルティングファームが、手がけた手法は顧客が本質的に求めているものは何か? という綿密なリサーチと大量のプロとタイピングにより、既存の延長線にない新しいデザインを生み出したことである。

HCDの重要性は、そのプロセスにある。

例えば、携帯電話を電話というコミュニケーション機能だけでなく、音楽や映像、仕事でも使いたいというニーズ(要求)を観察することで把握し、画面を最大限活用するために電話という機能において必須と思われるボタンを無くすというインターフェイスを設計して、それをユーザーに実際に使ってもらい、評価を検証して仮説の妥当性を確認を行った。この一連のプロセスを行うことが、HCDのポイントになっている。

UXとHCD

UXとHCDはどう違うのか? このあたりは一見すると曖昧である。歴史を見ればHCDが先であり、そのあとのUXという概念があとからアドオンされている。

UXとは、UsereXprienceであり、日本語では顧客体験とされる。顧客体験は事象である。つまり、HCDがプロセスであることに対し、UXはその結果である。

HCD→UXという図式になろう。

UXを良いものにすることが、企業の利益に繋がるということからバズワード的に2010年ごろから爆発的に広まっていき、マーケティングやリサーチャーやコンサルタントやデザイナー等がUXを考えるべきであるということになった。

<UXとHCDの関係>
WHAY=UX=目標・目的
HOW=HCD=手法・プロセス
WHAT=それぞれのプレイヤーの手法=リサーチ・分析・戦略設計・UIデザイン

と定義することが出来ると考える。


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