明日から語れるDMP講座

ここ数年、インターネット広告業界界隈でフューチャーされているDMPですが、
「ああ、DMPね、あれやるよね。来るよね」(ほんとは、意味知らない)
という方もいらっしゃると思いますので、明日から語れるDMP講座を始めたいと思います。

1.DMPとは何ですか?

まずDMPとは、「でぃー・えむ・ぴー」と読みます。
英語が3つで読みやすいです。正式名称は、データ・マネージメント・プラットフォームといいます。
それで、そのDMPとはなにかっていうと、みんながインターネットを使って、
・物を買ったり(楽天とかアマゾンとか)
・なにかのホームページを利用したり(COOKPADとか)
・例えば動画を見たり(YouTubeやニコ動とか)
・面白い文章を読んだり(ロケットニュースとか)
そのようなみんながインターネットの中で取った行動をまとめて保存しておいて、
保管しましょうという箱のようなものです。
 つまり”みんなの興味・趣味・志向を集めたデータの箱”ということ。

2.DMPで何ができるのか?

 では、そういった箱があることで何ができるかというと、
 それは、「人に焦点を当てた広告が送れる」という事です。
 例えば音楽好きなA君が好きなミュージシャンの新曲をインターネットで買ったとする。
 音楽を販売している会社は、A君と同じ音楽を買った人たちやA君と年齢が近い人が買っている別の音楽をA君にそれとなく進める事ができる。
 A君は、そのような情報を見る事で、それまで知らなかったけど好きな音楽を知る事が出来る。
 販売する会社としても、A君が気に入ってくれて買ってくれればそれだけお金が入ってくる。非常に理にかなった販売方法です。それが、DMPを利用した一つの例です。

3.実は2つの意味があるDMP

 
 ここまでみてきて、DMPが広告に使われるのは何となく無かってもらえたかと思います。
 でも注意してほしいのが、DMP=広告配信だけに使われるということではないです。
 今のDMPは大きく2つの意味で使われています。

 1つは、「オープンDMP」と言われるもので、これは、広告配信目的に使われる仕組みのことです。
 インターネット利用者のデータを集める事を専門として会社があって、たとえば広告配信会社や媒体社等がそれにあたる。その会社はみんなのインターネット上での行動を網羅してまとめていて、SNS(LINEやFacebook)やホームページの閲覧履歴、そしてどこに住んでいて・どのような生活をしているかなどの情報、属性情報というけれど、そのようなものを集めて、自分たちの広告販売に利用していきます。

 もう1つは、一般の会社でもDMPを使おう! という意識が広がってきています。
 これを、「プライベートDMP」と言います。
 さきほどのの例で言うと音楽の販売会社・CDショップとかだとわかりやすいかもしれません。
 通常そういった会社は、まず会員情報を持っています。そして次にお客さんごとの買ったCDの購入情報(POSデータ)を持っている。その情報、年齢・性別・住所・仕事等々を分析してどんな商品がどれだけ売れるのかを予測して売上拡大に利用しています。そしてその会社がインターネットでも販売しているなら、インターネット上での情報、どのページが見られているとか、どの音楽がどの年代によく売れているとかの情報もある。実際の購入履歴だけでなく、アクセス履歴もここに入ります。

 さらに、広告配信のデータや、DMやチラシ、CM等も行っていれば、そのようなマーケティングデータもあります。
 このようなデータを総称してビッグデータと言い、会社は、このビッグデータを有効活用したい。
 そのための仕組み・基盤としてDMPを自社で持ちたいとしています。

 adtech_dmp1
デジタルマーケティングLABO様より引用 http://dmlab.jp/adtech/dmp.html

 補足になりますが、DMPやビッグデータは、広告利用のためだけではないです。そこには、新しい商品開発のアイデアだったり、サービス改善の気づきだったり、自社のホームページの改善だったり、よりOne to Oneのメール配信だったりする。その利用方法は、とても広い。

 ただ、大事なのは、情報はあくまで情報でしかなく、その中から実際に自分たちの商品・サービスに適したデータをいかに選別してグループ分けして、どのように情報を出して行く事に繋げて行くかっていうことが重要になってきています。
 例えば、甘いお菓子を買った人が、それは贈り物で本人は辛いお菓子が好き。そこに甘いお菓子の情報を送っても見向きもされません。情報をしっかり見極めて、その人が本当は何に興味があるのかを判断すること、それがこれからは大事になります。

 ともかくDMPというのは、まだまだ始まったばかりだけれど、利用者側としては自分だけでは出会えなかった出会いに繋がるチャンスがある事でもあるので、楽しみな技術と言えます。
 以上、明日から語れるDMP講座でした。

被リンクとオーサーランクと口コミと

先日のマット・カッツにおける、オーサーランクについての説明後、「これで被リンクは死んだ」などと物騒な話がWEB上でまことしやかに騒がれているようです。
マット・カッツは被リンクが、駄目であるなんて一言も言っていないのにね。
なので、あえて言いましょう。
「今更、被リンクオワタとか騒いでいるやつは、SEOを語る前に、SOSを出した方が良いと」
自分がいかに、SEOを知らないかを暴露しているものだから。

1.被リンクは死んだのか?

 死んでません。当たり前ですけど。
 被リンクにも良質と悪質があります。
 今回の件は、「悪質な被リンクは、ガチでやばいよ」ということが確定したからです。ただ、このへんの話は、ペンギンアップデート当りでも散々話題になっていたのですが、今回改めてマットカッツがしゃべった事のインパクトの強さが大きかったのでしょう。
 一応細くしますが、悪質な被リンクとはコンテンツと関連性のないリンク、中身のないリンクということです。

2.良質な被リンクは生きるのか?

 ここは、正直ちょっと難しい点かなと思ってます。
 被リンクを主体にすると間違いそうなので、ちょっと角度を変えます。
 そもそもGoogleの目指すところは、コンテンツと検索利用者の最適なマッチングという所です。
当然最適なコンテンツとは、何ぞや? という事ですが、やはりそれは内容が最も重要で有益な情報をそこにあるという事です。
 有益な情報があるコンテンツが上位に来るという事は、そこには自然に人が集まります。
 すると、ごくごく自然にリンクされて行きます。はてブとかのソーシャルブックマークやSNSでも
沢山拡散されるでしょう。当然被リンクが増えて行きます。そして人が流入してくるのと同時に、クローラーも頻繁にやってくるようになります。
 結果、そのサイトにはクローラーが、巡回しやすくなり新しい記事が出たときもいち早くインデックスされて、記事が順位上位に上がりやすくなります。
 つまり、被リンクが先ではなく、あくまでコンテンツが先ということ。
 昨今のコンテンツマーケティングの流行も、この点をしっかり理解すると分かりやすいですよね。

3.オーサーランクは、どこまで影響及ぼすか

 オーサーランクとは、記事の投稿者にランク付けしていくという事ですが、これは本格稼働まではまだ先と見るのが一般的な様です。まだ、Googleもアルゴリズムに組み込みきれていないというのが、理由ですが今後は間違いなく重要になってくるのでしょう。
 この流れもコンテンツ重視の流れですので、良いコンテンツを発信する人が書いた記事は高く評価されるという事です

  私個人的に、この”人を評価する”っていうのは、とっても面白いと思っています。
 「最終的には、人なのか〜」という感じではありますが、今でも最強の広告ツールは、「口コミ」だと信じてやまない私は、テクノロジーの行き着く先は、やはり人なんだと少々感慨深くなりました。

 

 
 

 
 

「枠から人へ」DSPは赤い糸を繋げる魔法の杖だ

 企業の広告担当にとって、自社の商品やサービスの広告がきちんと集客や販売に繋がる事は、永遠のテーマであり深い海のようなものです。数学のように答えがある訳でも、万能薬がある訳でもありません。

 そこで多くの広告担当者は、場数という経験を積んでだんだんと成功率を上げて行ったものです。しかし、昨今のWEB広告を取り巻く状況は、”勘”や”前例”が通用しなくなるぐらい複雑化してきているように思えます。
そんな複雑化したWEB広告に対して一つの有力な解決手法として、DSPが登場しました。

 DSPとは、Demand Side platformの略称です。昨今のアドテクノロジーの1つです。
 それって何?というところですが、簡単に言いますと、複数の広告媒体(WEBサイトとかWEBメディアとかの広告枠)に対して自分が届けたい人(=ターゲット)に最適な広告を自動で選んで出稿してくれるシステムの事です。
 広告代理店のWEBシステム版とでも言えるのでしょうか。

  DSP概念図
「mediba広報ブログさんより引用」

 このDSPの良いところは、前述の通りですが、「ターゲットに向けて広告出稿できる」ということです。これは、アドネットワークという色々な媒体をまとめているネットワークがあるのですけど、そこにユーザーがあるサイトを訪れた際の履歴(=cookie)をデータとして蓄積して、このサイトは20代後半の女性がよく見ているサイトだよね、等のデータベースがしっかりとあるから実現できています。勘ではないんです、当たり前ですけど。

 このDSPを活用する事により、自社の商品やサービスに興味がある見込み客へピンポイントで広告配信する事が可能になります。当然費用対効果の工場に繋がります。しかもDSPは、配信を続けて行く事でどの広告媒体が効果があったか、なかったかを学習して、どんどん配信の精度を上げて行くようにもなっています。自動でPDCAを回してくれているんですね。すごいやつです。
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「株式会社NDPマーケティング様より引用」

 広告どうしようかな〜とお悩みのご担当者の皆様、DSPいかがでしょう?